カンザク小説4部作完結しました。
- 2018/09/19 23:40
【 さては烏の跡ぞ知られじ 】完結しました。
これでカンザクというかカンセル小説4部作は完結です。
もっと早く書き終わる予定だったので書きたくない書きたくないとか書くならちゃんとしっかり書きたいとかって随分長引いちゃいました。
時間がかかるのはいつものことではありますが申し訳ないやら申し訳ないやらで申し訳ないです。
後書きを書くと自分に酔ってるみたいで恥ずかしいし苦手なんですけど書かなきゃと思ったんで書きます。
気になる方は続きをどうぞ。
カンセルとルクシーレを死なすってどういうことやねん許さんぞって自分に思ってます。
カンセルもルクシーレも好きだし原作で死んでないキャラを殺すって最低最悪やろ絶対アカンって思ってます。
でも書きました。頭沸いてんのかって自分でも思いますが書きました。
以下は懺悔のようなものです。
ザックスが起きたことによってふたたび物語が始まるわけですが、その間のこと、ザックスが英雄になるまでのことを色々考えて、ザックスの周りでも色々あったけれど、ザックスを知っている人たちの周りでもさぞかし色んな事があったろうと思いました。
ザックスがある日ふと目覚めた理由はなんだったんだろうってのも疑問だったし、カンセルとルクシーレはそれぞれの理由でザックスを探していて、その後どこに行ったんだろうってのも色々考えました。
結果、ザックスが目を覚ましたことにカンセルが関与していて欲しい私と、ザックスを探すカンセルとザックスを探すルクシーレと、それを止めたいカンセルは無傷では済まないだろうなと考えました。
あ、もっと前の段階で、カンセルがずっとマスクを脱がないのはなんでなんだぜって思ってました。
結局ルクシーレもマスクは脱がないんですけど、私の中で「カンセルは黒い目のソルジャー」という思いつきがずっと消えなくて、そこらへんがねじれにねじれてこうなってしまいました。
カンセルとルクシーレが死亡した事実なんて公式では出てないし、もしかしたらひょっこりリメイクで出てくるかもしれないので、こんなのただの二次創作なんですけど、カンセルとルクシーレを死なせたくなくて書くのに大分時間がかかってしまいました。
けど書きたい、書かないと私のザックスは目覚めないから書きました。本当に申し訳ありません。
ザックスはその後エアリスに会えずに英雄になってしまうわけで、こんなのカンセルもルクシーレも犬死じゃんって思うんですけど、ザックスが起きたこと、あの丘までたどり着けたこと、その裏にはこんな話があったかもしれません。
無いといいなと思います。無くあって欲しいと祈っています。
人に好きだと伝えることは本当に難しいことで、好きって伝えて付き合って幸せに過ごしてめでたしめでたしになれる相手はホント一握りで、好きだと伝えずに諦めてしまうこと、それでも諦められずに忘れられずにいること、忘れてしまってふとした瞬間に思い出すこと、思い出さないこと、色んな形があると思います。
好きになってしまったらどんな結末も仕方がないし、でも仕方がないと感嘆には割り切れないし、カンセルが好きだと伝えていたら、カンセルがザックスを好きじゃなかったら、エアリスがいなかったら、ザックスがエアリスと出会っていなかったら、こんなことにもこの先の未来の出来事もおきなかったかもしれない。
誰も悲しまない幸せな世界はあり得ないのかもしれないけれど、不幸で終わってしまった人もいたかもしれないけれど、私はそんな彼らを尊敬するし、彼らが懸命に生きたことを信じていきたいです。
死なせておいて殺しておいて何言ってんだって感じなんですけど。本当に申し訳ない。本当に申し訳ないです。
ザックスが起きてくれたので、今度は彼に視点を移して書いていこうと思います。
よろしければ今後ともお付き合いいただけると嬉しいです。