既にご存知の方もいると思いますが、自分はカプ雑食で、しかも同軸大好き人間です。
前提萌えを拗らせていて、A×B前提のB×CとかA×B前提のD×Bとか大好きです。
自分がナチュラルに特殊嗜好なので、そうでない方の地雷を踏み抜き逆鱗に触れながら生きています。
そんな私の血迷った戯言です。

自分はセフィクラもザックラも同じくらい好きで、どちらが優れているとか劣っているとか、正しいとか間違っているとか全く考えてなくて、どちらも好きでどちらも大切でどちらも起こりうるし並行しうると思っているので、自分が書く作品にはどちらかを比較してどちらかを蔑める意図は全くありません。
なんでも書ける私すごいでしょなんて思ってませんし、なんならどんなカプでもハッピーエンドにさせられず誰かを傷つけずにいられないことに劣等感と罪悪感すら感じています。
単一カプ作品も好きで読むし、そのカプに没頭できることをありがたいと思っていますが、自分が書くときは同軸や混在で書いてしまいます。
これはもう平たい言い方をすれば性癖なので変えようがありません。

盛大にネタバレしますが、今回の新刊ではセフィクラがセックスしてたのにクラウドがザックスのこと気になってセフィロス突き飛ばして逃げ出します。
セフィクラはセックスしてるのにザックラはザックスが手コキしてるだけでチューもしてません。
でも、セフィクラよりザックラの方がいいよねなんて思ってないし、ザックラの方がセフィクラより尊いとも思ってません。
ザックスを放置してセックスしちゃうセフィクラも、そうしている内にザックスが死んじゃってもうチューもできないザックラも、クラウドがボーッとしてる間に押し倒しちゃえばいいのにそれが出来ないザックスも、クラウドとセックスしただけで心が通じ合ってこいつは自分を裏切らないと過信してたセフィロスも、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしてる内にセフィロスのこともザックスのことも傷つけるクラウドも、全部好きなのでそれを書いたというだけであって、どうしようもないんです。
「もっとこうすりゃいいのになにやってんだよ」って焦れったくなりながら、でもそうやって色々間違える人たちが好きで、それを書いているので、間違えてる奴らを読んでイライラしたりモヤモヤしたり、そんな彼らも愛しいと思っていただけたらめっけもんだなと思っています。

自分がそういうタイプの嗜好の人間なのであるカプをこき下ろしたいヘイト作品として書いているつもりは毛頭ないのですが、そう受け取られたらやだなぁと思いつつ、でも書きたいものは書きたいのでこれからも書くと思います。
そういうのいいよねって方に刺さればいいなと思います。

とはいえセフィクラだけが大好きな人やザックラだけが大好きな人に対してはめちゃめちゃ喧嘩売ってんじゃねぇかって思ってはいるので、申し訳ないとは思いつつ、そういうつもりじゃないんだけどねっていう言い訳をどっかでしておきたくてココに書いておきました。
サイトがあってよかった。本の後書きに書くと読後感ぶち壊しじゃねぇかって思ったので。

こんなところで言い訳をしても「こんなのヘイト作品じゃねぇか！」って言われればそうかもしれないけど、自分はそういうつもりじゃないんで、そう思う方は森で、私はタタラ場で暮らそう。

ここまでお読み頂きありがとうございました。
7Rが発売となれば、これからも一層同軸作品書いていくと思いますが、今後ともよろしくお付き合いいただけますと幸いです。