7R!!<02>
眠らない街 ミッドガル
ミッドガルは神羅カンパニーの誇る八基の魔晄炉に支えられた言わずと知れた魔晄都市です。 鋼鉄のプレートの上に広がる街には先進的な建造物が並び、人々はこれまでは想像もできなかった豊かな暮らしを満喫しています。
今夜は、神羅カンパニーの最先端でご活躍されている方々にお集まりいただき、普段お過ごしのミッドガルでの生活についてお話をうかがいました。
精鋭 ソルジャーの素顔
──よろしくおねがいします。
アンジール よろしくおねがいします。
──戦渦の中、お集まりいただき恐縮です。
セフィロス いえ、僕たちのお話をさせていただくことで、神羅カンパニーやミッドガルへの不満や疑問を、少しでも解決するお手伝いができれば嬉しいです。
──ソルジャーの皆さんはどなたもお忙しいイメージですが、ミッドガルではどのようにお過ごしですか?
ジェネシス 神羅カンパニーの本社ビル(通称神羅ビル)にいることが多いですね。我々の仕事は戦闘以外にも、デスクワークなどがありますから。
──意外ですね。ソルジャーの皆さんもデスクワークをされるんですか?
セフィロス 色々ありますよ。僕たちも会社員ですから(笑)。
──普通の会社員とはだいぶイメージが違いますが(笑)。他にはどのようなことをされていますか?
ザックス ソルジャーのオフィスにはトレーニングルームがあるので、そこで皆トレーニングをしています。
アンジール ブリーフィングルームでミッションの説明を受けたり、作戦を練ったりもしていますね。
──なるほど。戦争についての作戦などもそちらでお話されるんですか?
セフィロス 現状はウータイ関連のものが多いのですが、ソルジャーには他にも様々なミッションがあります。ミッドガルの市民の皆さんの平和を守るのもソルジャーの大切な仕事です。
──お仕事以外に、プライベートではどのようにお過ごしですか?
ザックス オフの時間はミッドガルで食事をしたり、ショッピングなど市民の方と変わらない生活をしています。
ジェネシス 僕は『LOVELESS』が好きなので、観劇に行くこともありますね。
──ジェネシスさんの演劇好きは有名ですね。皆さんにとってミッドガルの生活とは?
アンジール 街に出て人と触れ合うことは、良い刺激になります。皆さんの安全と安心のために、今後とも精一杯尽力していきます。
──貴重なお話をしていただきありがとうございます。
神羅社員という生き方
──続けて、神羅カンパニーの一般社員を代表して、総務部の方にお話をうかがいます。皆さんは、普段はどんな仕事をされていますか?
ツォン 私たちは、総務部調査課に所属しています。ミッドガル内外での神羅カンパニーの事業に関する様々な調査をしています。
──具体的にはどのような調査でしょうか?
ルード ソルジャーの適性がありそうな人に声を掛けたり、魔晄炉建設候補地を探したり、建設予定地で市民の皆さんに事業の説明を行ったりしています。
──魔晄炉建設にも携わっているんですね。
レノ 魔晄炉は確実に皆さんの生活を豊かにします。しかし、魔晄エネルギーに対する誤解や偏見が一部にはびこっていることも事実です。
ツォン 我々は神羅カンパニーを代表して、市民の皆様のより快適な生活のために丁寧な調査と説明を行っています。
──ミッドガルにはあまりいらっしゃらないのでしょうか?
ルード そんなことはありません。社に戻って上長に報告したり、他の部署と連携を密にすることも重要です。
──ソルジャーの皆さんはトレーニングなどもされているようですが、総務部の皆さんは神羅ビルではどのようにお過ごしですか?
レノ ビルの上層階にはリフレッシュフロアがあって、社食や喫茶ブースがあります。ミッドガルを一望できる社食は人気なんですよ。
──景色がよさそうで素敵ですね。
ツォン 昼間も良いですが、夜景も美しいです。この星で夜もあれだけ明るい街は、他にありませんからね。
──ぜひ見てみたいです。
ルード 神羅ビルでは一般の方が参加できる会社見学ツアーもありますので、ぜひいらしてください。神羅カンパニーの沿革やヴィジョンを最先端の技術で体感していただけます。
──楽しみです。オフの時間はどのように過ごしていますか?
レノ オンとオフは明確に切り分けていますね。僕たちはプレートの上の警備を手伝うこともあるので、休日はあえてスラムに行くこともあるんですよ。
──外に出るだけではなく、街の警備もされているとなると、本当にお忙しいんですね。
ツォン 外の街も大事ですが、魔晄都市で過ごされている市民の皆様の声を聞くのも大事な仕事ですから。
──ソルジャーの皆さんも、戦争だけではなくミッドガルの皆さんを守るために働いているとおっしゃっていました。
ツォン 我々神羅カンパニーは、市民の皆様の豊かな生活のため、日夜働いています。その気持ちは、オンもオフも変わらないものと思っています。
──まさにそれが神羅魂というわけですね。
次世代のプレジデント
──今回はスペシャルインタビューとして、神羅カンパニーの次期社長である現副社長、ルーファウス・神羅さんにもお話をうかがいます。
ルーファウス 次期社長とは、少々気が早いですね。まだ父のもとで学ぶべきことは多いですし、今は副社長として精一杯その使命を果たさせていただいています。
──お父様のプレジデント・神羅(現神羅カンパニー社長)を目にすることは多いですが、ルーファウスさんを拝見する機会はあまりないですね。
ルーファウス 僕は主に社内の業務を行っていますので、父のように皆さんに発信することはあまりないのです。重要なプロジェクトにも関わっているので、お話できることも少なくて恐縮です。
──今日はその重要なプロジェクトのお話もお聞かせいただけるのでしょうか?
ルーファウス それは企業秘密です(笑)
──(笑)。皆さんにおうかがいしているのですが、普段はどのように過ごしていますか?
ルーファウス 社内にいることが多いですね。専用の部屋があるので、そこで会社の様々なデータをモニタリングし、指示を出しています。
──想像するだけで相当な情報量だと思うのですが。
ルーファウス 全事業に渡っていますからね。経営の全体像を見渡すにはそれが一番良いのですよ。
──オフの時はどうでしょうか?
ルーファウス 一般の社員と違い、僕にはオンもオフもありません。先程は次期社長は気が早いと言いましたが、それは業務の上での話で、生活では常に意識していますよ。父に万が一の事があった時、すぐに稼働できるように準備はしているつもりです。
──組織の上に立つ人ならではの緊張感ですね。
ルーファウス 僕らの仕事には、ミッドガルだけでなくこの星に住む人々全ての皆さんの命がかかっています。僕らは常にそのことを肝に銘じていなければなりません。
──あまり外で遊んだりはしていないのでしょうか?
ルーファウス 社員と意見を交換することも大切だと考えています。あまり機会は多くありませんが、今日のような時間も大切だと思っています。
──そうおっしゃっていただけると嬉しいです。最後に、ルーファウスさんにとって、ミッドガルでの生活とは?
ルーファウス ミッドガルは、魔晄の豊かなこの土地に建築された新時代の都市です。ミッドガルの繁栄は、この星の未来そのものです。神羅カンパニーは魔晄炉とともにある豊かな生活を保証し続けるとともに、ネオ・ミッドガルを目指しこれからも飛躍し続けます。
──貴重なお時間をいただきまことにありがとうございました。
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神羅カンパニーで働く皆さんに、ソルジャー、一般社員、経営者の立場からお話をおうかがいしました。
魔晄エネルギーによる豊かな生活は私たちの暮らしを一変させました。神羅カンパニーは日夜私たちと共にあり、私たちをより良い未来へ導いてくれます。
彼らのたゆまぬ努力は戦争で勝利をもたらし、更なる豊かさを約束してくれることでしょう。