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S×C前提の為閲覧時注意!
光の戦士は、彼を見つめる兵士の瞳の戸惑いに気づいていた。
深夜の魔導船で偶然出逢った二人のぎこちない空気を、彼の光が打ち消していく。
013、7000HIT記念フリーリクエスト企画。
8×5前提の為閲覧時注意!
秩序の戦士達は束の間の休息を取っていた。
酔いを醒ましに行くクラウドの前に現れたバッツは、いつもと違う雰囲気を纏っていた。
013本編。
8×5前提の為閲覧時注意!
クラウドはその日も、当て馬にされていた。
呆れた様子のクラウドに、バッツは突拍子も無い言葉を囁いた。
013本編。
ジュノンからの定期運搬船が、コスタ・デル・ソルを訪れた。昨日、ソルジャー二人と海を渡った運搬船から積荷がおろされていく。 大陸を渡って運び込まれた荷物は、これから色んな場所に運ばれていくのだろう。勤勉に働く作業員達を遠巻きに見守りながら、岬の片隅に、神羅の制服姿の少年が腰掛けていた。 満点の夜空に花火の咲いた昨夜。結局、彼らは夜中までホテルで騒ぎ、最後の夜を満喫した。クラウドのためにの...
砂浜は、夜目にも白く輝いていた。星や月の光を浴びて、砂粒一つ一つが煌めいているかのようだ。 砂浜に、歩き回った男の足跡があった。水を張ったバケツ、買い漁った遊具のつまったビニール袋が転がっていて、寄せては返す波の届かない浜辺に、セフィロスは立っていた。 「いたいた、セフィロス!」 静かな夜を引き裂く声が聞こえてきて、ザックスが、腕を大きく振りながら歩いてきた。彼の右手はクラウドの左腕...
昨日照りつけていた太陽は、今日もまた同じだけの新しい光を降り注ぐ。砂浜は白く焼け、海は涼しい青を湛えていた。 夏休み二日目は、引き続き爽快なバカンス日和だ。それなのに、楽しいはずのビーチの片隅に、なにやら不穏な空気が渦巻いている。 余裕を纏う銀髪の男を、黒髪の青年が威嚇する。その傍らで当惑した様子の金髪の少年は、一触即発の二人を前に、どうすることもできずに縮こまってしまっていた。 「...
コスタの浜辺をずっと歩いていくと、白く柔らかだった砂は、やがて石ころになり、石になり、ごつごつした岩へと変わっていく。街のはずれへ行けば行くほど人気は少なくなっていくが、それはセフィロスにとって好都合だった。 お誂え向きの木陰に腰を下ろし、海風にそよがれて、セフィロスの長い前髪が揺れている。足元の岩場も、波に削り出されて鋭利に尖っている。ビーチの楽しいイメージからは程遠い、海の厳しさすら感...
クラウドはこれまで、海で遊んだことがなかった。ニブルヘイムから近い海岸まではモンスターが徘徊していて、安全とは言えない。彼の母親は心配性な性格で、息子を危険から可能な限り遠ざけようとしていた。 クラウドの遊び場は、村のすぐ裏にあるニブル山だった。しかし、ニブル山もまた、草木も生えない過酷な環境で、子供の遊び場としては適していない。 少年は母親の目を盗んで、ニブル山へ出掛けていくこともあ...
光は燦々と降り注ぎ、揺れる波間に反射して目映いほどに煌めいている。空気には夏の暑さが染み込んでいるが、ヒートアイランドであるミッドガルよりは不快でない。むしろ、海を撫でた涼しい風が爽快な清涼感となって、期待に膨らむ少年の胸を満たしていく。 太陽を包む空は真っ青で、そこから続く海も真っ青で、雲ひとつない快晴。まさに、絶好のバカンス日和だった。 「よっしゃあ! 行くぞ、クラウド!」 ソル...